MISAWA DESIGNERS OFFICE HOKKAIDO MISAWA DESIGNERS OFFICE HOKKAIDO

それは、あなたの理想を探す旅。

「住まう」は、「澄ます」に通じます。息つく暇もない日常から離れて気のおけない空間に身をゆだね、心静かに自分らしさを取り戻す場所。住まいを構えるとは、自分を癒し高める聖地を築くことにほかなりません。だからこそ、家を建てる第一歩は、あなたがあなたの心にじっと耳を澄まし、私たち「ミサワデザイナーズオフィス」も、あなたの想いに対する感度を鋭く、やわらかく研ぎ澄ませるところから始まります。こうして歩みだした住まいづくりは、ご自身の理想を探す旅といえるでしょう。私たちは、あなたのご要望を、言葉で表現しきれないところまで含めてつぶさに掴み取り、その中心にある本質を見極めることに誠意を注ぎます。単なる予想通りではない、お望み以上の住まいづくりをめざして。私たち「ミサワデザイナーズオフィス」は、豊富な経験と柔軟な発想、そしてあざやかな実現力で、あなたの期待をこえる答えをお示しいたします。

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どんな小さなものにも、こだわりを貫いてきた。

自分には嘘をつきたくない。たとえ、私自身が不利益を被るようなことになっても、正直であろうと努めてきた。それなりの年齢にさしかかったいまも「不器用」と言われることがある。しかし、それを不快とは思わない。自分に嘘をつくのは、本当の私を消し去ってしまうことだ。込み入った日々に流されず「一途」なみずみずしさを失わずにきたのは、むしろ誇るべきではないか。私がモノを選ぶときの視点も同じだ。すっかり手に馴染んだ万年筆も時計も、生活の一部となったクルマも、自分の嗜好に正直に選りすぐってきた。一度気に入れば、とことん愛用しつづける。表面的な銘柄云々ではない。深いところでしっくりくるかどうかが問題なのだ。

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基準は、本物か否かということ。

松尾芭蕉が、あの『奥の細道』の旅の途上できわめた境地が「不易流行」だ。不易とは永遠不変、流行とは変わりゆくこと。この二律背反が響きあって初めて、いつまでも色褪せることのない本物になり得るという。ひるがえって、いまの時代は「流行」偏重もはなはだしい。スピードや変化、新しさがもてはやされ、立ちどまって熟成させる手間を省きたがる。ペラペラに薄い流行は、早々と陳腐化していく。新しいことが悪いのではない。不易になる可能性を秘めた本質を見極め、それを磨きあげる努力を惜しむなかれ、ということだ。つまるところ、私が住まいづくりに求めるのも此に如かず。建てるからには、永遠の価値を体現したい。

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家族の心地よさにもつながっている。

一見、バラバラ。一人ひとりが自分のやりたいように、自分のペースで暮らしている−。私の家族を知る友人は、わが家をそう評する。実際、その通りだと思う。だからといって、全員が糸の切れた凧なのではない。ここぞという場面で発揮される連係プレーは、前もって打ち合わせをしたわけでもないのに、奇跡的な冴えを見せる。まさしく以心伝心、阿吽の呼吸。わが家の絆ほどさり気なく、かつ確かなものは、この世に存在しないのだ。というわけで、私の譲れないこだわりは、十分に家族の理解するところであり、妻はもちろん息子や娘の想いを知らない私ではない。私が住まいに求める心地よさは、家族の望むいくつもの理想でできているのだ。

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雰囲気のある家が、街の雰囲気をつくる。

「神はディテールに宿る」 言わずと知れた近代建築の三大巨匠のひとり、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉だ。細部の形状や寸法、素材、収まり具合、仕上げを突き詰めた先に、そのデザインが狙った以上のオーラが生まれる。人智の及びもつかない化学反応が、あたりの空気をがらりと一変させるということだ。ようやく出会った土地に、想いの丈を込めて構える私の家もそうあってほしいと強く願う。いたずらに華美なのではなく、抑制の利いた佇まいが醸す端正な気配。森の精気のように、人の心に気持ちよく沁みる景観のひとつとして、ここに住もうと決めた街の雰囲気をより魅力的にする役に立てたら、こんなに嬉しいことはない。